エンジン腰上オーバーホール

エンジンオーバーホール入門編として腰上部を掲載しました。2ストエンジンは4ストと違い、エンジン寿命が短いですが、しっかりオーバーホールすることで、10万キロは新車に近いコンディションで維持ができます。腰上オーバーホールの理想は1万キロごと。まだ一度もないよという方は焼きつきトラブルになる前に是非実施しましょう。もう部品もいつまで買えるかわからないよ。

エンジン腰上OH   88湿式エンジン腰上オーバーホールです。これをするとシリンダー内のチェック、ピストンリング等交換、RCバルブの清掃でパワーが復活し、トラブル防止に役立ちます。さあいってみよう。
エンジン腰上OH   まずは外観清掃から。オイルや砂が混じっていて、ばらした時に侵入を防ぐ。 オーバーホールとは清掃がまず基本ですね。
エンジン腰上OH   ヘッド、シリンダー、ピストンを取り外す。ヘッドのナットは10ミリソケットで。
エンジン腰上OH   ヘッドを開ける。黒い部分が溜まったカーボン。結構固着してます。
エンジン腰上OH   シリンダーの取り外し。12ミリのメガネを使用するが、狭くやり難さもあって、自分はKTC製を使用してます。
エンジン腰上OH   シリンダーの取り外し。1度も開けてない形跡があるとプラハンではなかなか外れない。そこで、ハンマーを軽くコンコンとたたくと以外と簡単。たたく場所はシリンダー中心に絞ること。
エンジン腰上OH   少しシリンダーが持ちあがったところで、プラハンでたたきながらシリンダーを取り外す。片手は排気ポートに指を突っ込むと簡単です。
エンジン腰上OH   ピストンの取り外し。サイドにあるクリップをラジオペンチでピストンにキズがはいらないようにと、クリップが反動で飛んでいなないように慎重に外す。
エンジン腰上OH   ピストンリングの取り外し。リングの端を持って、ピストンを回すように外す。慣れが必要だね。
エンジン腰上OH   もう片方も同じように取り外す。これで腰上は解体終了。
エンジン腰上OH   外したシリンダー。抱きつきキズはないが、汚れと錆びで超きたないね。
エンジン腰上OH   シリンダーケース面のガスケット剥がしをおこなう。愛用しているスクレーパーは鉄の爪25ミリ。刃が交換できて安いよ。キズがはいらないように慎重に剥ぎ取る。
エンジン腰上OH   ここまできれにしましょう。もし、キズが入ったら#800ぐらいのペーパーで修正する。
エンジン腰上OH   クランクの給油。小さい穴があるが、それはクランクベアリングへの潤滑通路です。たっぷり2ストオイルを補給しながら回しましょう。又、コンロッドにも給油しましょう。
エンジン腰上OH   シリンダースタッドボルトにグリスを塗る。錆びと締め付けトルク管理するためです。
エンジン腰上OH   シリンダーポート清掃。ポート及び、RCバルブにはカーボンが固着しています。狭い中なので、潤滑剤を塗布しながら歯ブラシ等でかなりきれいになります。シリンダーに少しの縦キズがあったら#800ペーパーで縦方向で研磨する。感覚が難しいですが、自己流としては爪が引っかからない程度まででしょうか。
エンジン腰上OH   ヘッド、ピストンのカーボンを歯ブラシで落とす。フランジ面は#800ペーパーで軽く研磨すると良いです。その後、新品のシリンダーガスケットをつける。2ストオイルを塗ると次回が剥がしやすくなりますね。
エンジン腰上OH   ピストンリングの取りつけ。リングには2種類あって、テーパー形状が上側で平行形状が下側です。刻印の印が上になるように組む。写真のように無理に力を入れないで慎重に入れる。これも慣れ。
エンジン腰上OH   このように左親指で押さえて、右ひとさし指の2本を使って一気に入れます。間違って上側に入りこむと食らいついて大変ですよ。
エンジン腰上OH   きれいには入った、セカンドリング。トップリングは簡単に入る。
エンジン腰上OH   スモールエンドベアリングへ2ストオイルを塗って組み込む。
エンジン腰上OH   ピストンピンを入れる。
エンジン腰上OH   クリップの取りつけであるが、跳ねてエンジン内へ入らないようにウエスで防止する。又、取りつけは工具は使用せず指で入れたほうが、ピストンにキズが入らないで済むよ。
エンジン腰上OH   シリンダーにはオイルをあらかじめ塗布しましょう。シリンダーのノックピン2個も付いているか確認します。
エンジン腰上OH   ピストンリングをきれいに押さえてシリンダーを入れこむ。リングの浮きに要注意。
エンジン腰上OH   スムーズに入るのはここまで。ノックピンがある方向をハンマーで軽くたたきながら、入れる。
エンジン腰上OH   12ミリのメガネで対角に締め付けする。締め付け後クランクが軽く回るかチェックしましょう。
エンジン腰上OH   ヘッドガスケットを取り付けする。EXPのマークを排気側にしてね。
エンジン腰上OH   ヘッドスタッドボルトをグリス塗布する。
エンジン腰上OH   ヘッドのフランジ面を800のペーパーで研磨する。軽くね。
エンジン腰上OH   ヘッドを締め付けする。もちろんここはトルクレンチで。設定1.5KG
エンジン腰上OH   プラグ穴に手で押さえて圧縮があるかを確認しましょう。なかったり弱かったら、何か問題があり、またばらす必要があります。
エンジン腰上OH   出来あがったエンジン。きれいになったし、馬力が期待できそうだ。

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